fMRI 順応法でヒトの下頭頂葉のミラー・ニューロンが明らかに。

ずいぶん、ひさしぶりの 更新 ですねー。もちろん、論文 よんで いなかった わけでは ないですよー。

fMRI adaptation reveals mirror neurons in human inferior parietal cortex.
Chong TT, Cunnington R, Williams MA, Kanwisher N, Mattingley JB.
Curr Biol. 2008 Oct 28;18(20):1576-80.

いろいろ ごちゃごちゃ 文句 いって(http://d.hatena.ne.jp/shokou5/20080418/1208497637)、自分でも うるさいなーと おもっていたのですが、ついにマトモな 結果が でましたね。Adaptation method でさぐる、というのは Dinstein et al (2007) "Brain areas selective for both observed and executed movements" J. Neurophysiol と おなじなんですが、なにか 独自の くふうが あるんでしょうか。成功の 秘訣は 運動の 種類を ふやしたこと みたいですよ。
論理としては、もし 運動と 観察 両方に おなじように 反応する 神経集団が あるとすれば、特定の 運動の あとに 同一の 運動の映像を 観察を したときに (逆もあり)、神経の 順応によって BOLD 信号が 減少するはずだ、というものですね。
で、順応が 観察されたのは 右の IPL だそうです。左の IFG に 出なくて がっかりな かたも いらっしゃるでしょうか。STS でも ありませんね。
まあ、BOLD 信号で「ニューロン」とまで 結論づけるのは ちょっと いさみあしな きも しますが、あとは、やっぱり、メカニズムの 解明ですね。